リヨンでは政治的緊張が高まっている。緑の党のグレゴリー・ドゥーセ市長は、カンタン・デランク氏を追悼して土曜日に予定されていた沈黙の行進を禁止するよう、ローヌ県に正式に請願した。この動きは、若者の死を受けて感情が高ぶる中、既に強い反発を引き起こしている。
市長は「暴力的な騒乱の現実的なリスク」を挙げ、フランス国内外の右派系ネットワークでデモへの呼びかけが広がっていることに懸念を表明した。遺族の悲しみは「理解できる」と認めつつも、公共秩序の維持とリヨン市民の保護を最優先にすべきだと主張した。
保護するのではなく禁止する
この禁止要請は、すでに市当局が緊張を高めている時期に出された。市当局は、反対派から特定の地元過激派活動家グループへの対応が甘すぎると繰り返し非難されている。市長批判者にとって、追悼行進を阻止することは、政治的に恥ずかしい瞬間を避けることが主な目的だ。
最終決定権は、現在警備体制の見直しを進めているローヌ県に委ねられている。主催者は2000人から3000人の参加者を期待しているが、市議会は参加者の禁止こそが「唯一の責任ある決定」であると主張し、断固たる姿勢を崩していない。