米連邦判事は水曜日、ベネズエラのニコラス・マドゥロ元大統領とその妻シリア・フローレス氏の裁判開始日を2027年6月1日に設定した。1月からブルックリンの刑務所に収監されている両被告は、麻薬密売と銃器関連の罪に問われている。
審理はわずか15分で終了した。マドゥロ氏も妻も発言しなかった。アルビン・K・ヘラースタイン判事は双方の弁護士の要請を受けて審理日を設定し、弁護側は9月上旬から申し立てを開始するという日程を定めた。
マドゥロ氏の弁護士バリー・ポラック氏は、まず主権免除を根拠に起訴状に異議を申し立てると発表した。また、米軍による依頼人の「拉致」の合法性についても争う意向を示した。弁護側は、裁判開始前に解決すべき複雑な法的問題がいくつかあると主張している。
マドゥロ氏とフローレス氏は、1月に米軍が夜間に実施した襲撃で逮捕された。両氏は無罪を主張しており、米国へのコカイン密輸共謀罪で有罪となれば終身刑に直面する。検察側は、マドゥロ氏が麻薬カルテルの活動を円滑に進めるため、ベネズエラの法執行機関職員を利用し、数千トンもの麻薬の輸送を画策したと主張している。
トランプ政権は、この作戦を6年前に始まった刑事事件における「法執行機関による外科的処置」と表現した。一方、マドゥロ氏は自らを「戦争捕虜」と位置づけ、逮捕の正当性を否定している。「私は無罪だ。私は正直者であり、この国の憲法上の大統領だ」と、1月の初公判で宣言した。
夫妻は保釈を申請しなかった。マンハッタンの連邦裁判所前では、抗議者たちが2人の被拘禁者を支持するプラカードを掲げた。4月には、米国はベネズエラに対し、2人の弁護費用を負担することを承認した。これは、これまで米国が課していた制裁措置からの転換となる。
欧州共同体
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