レバノン議会のナビーフ・ベリ議長は金曜日、治安状況を理由に一部の政治指導者らによる延期の要請を拒否し、議会選挙は予定通り5月10日に実施されることを確認した。
複数の政治家が、イスラエルがヒズボラを標的とした空爆を実施した南部における緊張の継続を理由に、選挙延期の可能性を示唆していた。こうした不安定な状況にもかかわらず、ベリ氏は憲法上の基本的権利を侵害することは「許されない」と主張した。
国営通信社が伝えた声明の中で、彼はジョセフ・アウン大統領と政府に自身の立場を伝えたと示唆した。「新たな時代の幕開けに際し、最も重要な憲法上の権利を妨害、延期、あるいは長期化させることで、その始まりを阻むことは許されない」と、選挙プロセスに言及して断言した。
ヒズボラのシーア派同盟者であり、数十年にわたりレバノン政治の中心人物であったベリ氏は、候補者登録期間の開始も発表した。同氏自身も、レバノン南部のティール・ザフラニ選挙区に最初の候補者として立候補を表明した。
選挙日程を維持するという決定は、レバノンが長年の経済・政治危機を経て、制度の安定化を図ろうとする中でなされた。5月10日の総選挙は、地域的および国内の緊張によって弱体化した同国において、民主主義プロセスの信頼性を測る重要な試金石と見られている。