日本の桜の季節の終わりに毎年小説を発表するという伝統に忠実に、島崎あきは『あじさい』から始まる五部作の第二作目となる『むくどり』を発表した。アクテス・シュッド社から出版されたこの短くも焦点を絞った小説は、60代の女性、沖田松子が、初めて職業安定所を訪れてから38年ぶりに、人生で二度目の訪問をするところから始まる。彼女と夫の敦が経営していた百貨店は倒産したばかりで、敦の健康状態も悪化している。友人たちがすでに引退生活を楽しんでいる中、60歳を過ぎた松子は、自分と夫を一人で養わなければならない。
予期せぬ出会い、驚異的な精度を誇る言語
こうした状況の中で、松子は鳥類学に情熱を傾ける松尾と出会う。この見知らぬ男は、孤独な老夫婦の生活にそっと溶け込み、彼らの日常を変え、かけがえのない瞬間を共に過ごす仲間、真の友人となる。この三人を中心に、モントリオールに35年間暮らす日本生まれの作家が大切にしてきたテーマ、すなわち老い、絆の強さ、悲劇に直面した時の尊厳、死、そして死後も生き残るものなどが展開される。Lire Magazine誌が絶賛する、島崎亜紀の簡潔で飾り気のない言葉遣いは、この簡潔な小説を、共に年を重ねること、逆境を乗り越えること、そしてムクドリの飛翔の中にさえ世界の美しさを見出すことの意味を詩的に考察する作品へと昇華させている。必読の一冊。
欧州共同体
注釈
コメント欄は開放されていますが、スパム対策が施されています。リンクを含む最初の投稿およびコメントは、手動で審査されます。
この記事に最初にコメントしてみませんか?