イタリア文化省は8月16日(日)、ルネサンス期の画家アントネッロ・ダ・メッシーナの作品4点が、聖母マリアを称える伝統的な祭りが開催されていた前日の夜、画家の故郷であるメッシーナの美術館から盗まれたと発表した。
15世紀の多翼祭壇画から3枚のパネルが持ち去られた。
今回の盗難事件では、15世紀にアントネッロ・ダ・メッシーナによって制作された聖グレゴリウス多翼祭壇画の3枚のパネルが盗まれた。メッシーナはイタリア・ルネサンス期の重要人物であり、イタリアにおける油絵技法の普及に貢献したことで知られている。メッシーナ市長のフェデリコ・バジーレ氏は、この盗難を極めて非難されるべき行為だと述べ、市の伝統的な祝祭期間中に発生したため、なおさら遺憾であると付け加えた。
今回の窃盗事件は、イタリア政府がニューヨークのオークションで、同じ画家による「エッケ・ホモ」という作品を約1500万ドルで落札してからわずか数か月後に発生したものであり、この15世紀のシチリア人画家の希少な作品が現在いかに高い価値を持つようになったかを改めて示すものとなった。
イタリアの文化遺産に影響を与える一連の窃盗事件
今回の窃盗事件は、ここ数ヶ月でイタリアの美術遺産を狙った窃盗事件が相次いでいる中で、また一つ新たな事件となった。わずか2日前には、イタリア警察が、3月にパルマ近郊の美術館からモルドバ国籍の犯罪グループによって盗まれた、総額900万ユーロを超えるルノワール、セザンヌ、マティスの絵画3点を回収したと発表したばかりだった。
イタリア当局は、行方不明となっている4点の美術品を取り戻すため捜査を開始した。これらの作品は非常に価値が高いため、合法的な美術市場で売却することは極めて困難である。
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