米国司法省は金曜日、ホワイトハウス東棟の舞踏室建設を差し止めている仮処分命令の解除を最高裁判所に求めた。推定400億ドルのこのプロジェクトは、数カ月にわたり法廷闘争の中心となっていた。
この動きは予想されていた。連邦控訴裁判所が8月7日、議会の承認がないことを理由に建設中止を命じた後、トランプ政権は最高裁判所に上訴した。司法省は、建設は国家安全保障に関わる問題であり、差し止め命令は「異例かつ違法」だと主張している。
「本件は、国家安全保障上絶対に必要な、ホワイトハウス東棟における完全警備付きの宴会場を含む統合軍事施設の建設を阻止する、異例かつ違法な差し止め命令に関するものである」と司法省は訴状の中で述べている。
コロンビア特別区巡回控訴裁判所は、建設工事の中止期限を8月21日と定め、最高裁判所への上訴期間として14日間を認めていた。同裁判所の判決は、ホワイトハウスの外観を変える地上工事を具体的に対象とした、リチャード・レオン地方裁判所判事が4月に出した命令を支持するものだった。
「巨大な舞踏室を建設すべきかどうかという問題は議会の管轄事項であり、行政府の一方的な判断に委ねられるべきではない」と、控訴審判事団は判決で述べた。
この訴訟は昨年8月に遡る。トランプ政権がホワイトハウスの東棟を取り壊し、約360平方メートルに及ぶ舞踏室の建設を開始したことを受け、全米歴史保存信託が訴訟を起こしたのだ。度重なる裁判所の判決にもかかわらず、ドナルド・トランプ氏は工事は続行されると主張し続けた。
このプロジェクトにかかるアメリカの納税者の負担額も大幅に増加しており、大統領が当初述べていた「民間からの寄付のみで賄う」という発言と矛盾している。トランプ大統領とその支持者たちは、度重なる暗殺未遂事件を受けて、安全なイベントを開催する必要性を挙げて建設を正当化している。
控訴裁判所の判決を受けて、トランプ氏は最高裁判所による判決の全面的な覆しを求めた。同氏は、ボールルームには防空壕、医療施設、ドローンやミサイルに対する防御設備が組み込まれ、それらすべてが「単一の、高価で、非常に複雑なユニット」を形成すると述べた。このプロジェクトは、首都ワシントンD.C.の大規模な変革計画の一環であり、特に壮大な凱旋門の建設も含まれている。
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