アルゼンチンのヘラルド・ヴェルテイン外相は、中間選挙を数日後に控えた水曜日に辞任した。辞任はアルゼンチン大統領府によって発表されたもので、公式の理由は明らかにされていない。ハビエル・ミレイ大統領が就任して2年弱が経過して以来、ヴェルテイン外相の辞任は2度目となる。
影響力のある実業家で、元駐米アルゼンチン大使のヘラルド・ワーセイン氏が、アルゼンチン外務省長官に任命された。同氏は、米国およびメルコスール加盟国との経済・政治関係を強化するためだ。ワーセイン氏の突然の辞任は、ミレイ大統領が野党勢力の再燃を前に権力の強化を図ろうとする中、政府にとって特に微妙な時期に起きた。
後任については、まだ情報が出ていない。外務省長官の空席は、アルゼンチンの外交・貿易問題、特に近隣諸国や国際金融機関との進行中の経済交渉の運営を複雑化させる可能性がある。
ハビエル・ミレイ大統領は就任以来、市場重視の外交政策と米国およびイスラエルとの友好関係構築を特徴とする一方で、ラテンアメリカの左派政権とは一定の距離を置いてきた。大統領に近いと目されるヴェルタインの辞任は、多数派が決定する重要な選挙を前に、この外交路線を弱体化させる可能性がある。
外務大臣の辞任は、経済危機の継続と社会の不満の高まりといった緊迫した政治情勢の中で行われた。投票まで数日という中での辞任は、アルゼンチンの政界にさらなる不確実性をもたらす恐れがある。