パリ・オリンピックの開会式でセーヌ川を疾走した機械仕掛けの馬「ゼウス」を設計してから2年後、ナントを拠点とするアトリエ・ブラムは現在、全面改装された博物館にバイユーのタペストリーを展示するための、全長72メートルのテーブルの製作に取り組んでいる。
千年の歴史を持つ作品にふさわしい技術的な難題
アトリエ・ブラムの創設者であるオーレリアン・メイヤー氏によると、この極めて複雑なテーブルは、長さ69,3メートルのタペストリーを破ったり改変したりすることなく設置でき、細部に至るまでオリジナルの作品を可能な限り忠実に再現するよう設計されているという。また、統合された機械システムにより、全長72メートルの刺繍全体を裏返すことが可能となり、修復作業を容易にする。
本社をナントに、工房をクエロンに置くBlam社は、テーブルの最終設計に着手する前に既に最初のプロトタイプを納品しており、製造は今秋に開始され、2027年7月に設置される予定だ。
神話上の馬から11世紀の記念碑へ
オーレリアン・メイヤー氏は、オリンピック開会式での2分間のパフォーマンスのためにデザインされた儚い作品から、フランス史における偉大な記念碑の一つを保存する仕事へと移行できたことに、特に大きな喜びを感じていると語った。1066年のノルマン征服を描いたこのタペストリーは、フランスに返還される前に、この夏ロンドンの大英博物館で展示された。
2015年に設立されたアトリエ・ブラムは、長年にわたり、大規模な技術的・芸術的装置のデザインにおける権威としての地位を確立し、文化機関や大手高級ブランドとの協働を通じてその存在感を示してきた。
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